ONLY ONE STORY ~挑戦を続ける日々のものがたり~

西田 康宏(研究開発部門)

アスタキサンチンの用途開発に取り組む

私が所属するライフサイエンス研究部では、天然機能性素材の有用性や安全性を検証し、それを主に健康食品などへ利用できるように用途開発することをミッションとしています。なかでもアスタキサンチンは、富士化学工業が世界で初めて安定した商用生産に成功した素材です。このアスタキサンチンは、健康増進や様々な疾病の予防に役立つ有効素材として注目されており、富士化学工業が最も注力している研究テーマのひとつです。その中で私は、糖尿病やメタボリックシンドローム予防・改善に、どの程度アスタキサンチンの有効性が認められるか、正確に検証する検査、実験を行っています。研究は産学連係プロジェクトとして進められており、私は昨年から富山大学に出向して業務に従事しています。すでに研究は最終段階に差し掛かっており、現時点で細胞での効果は検証できています。今後は製品化に向けた生体実験に移行し、より確実なデータの蓄積に取り組んでいくことになります。

日々発見、新鮮な驚きがある仕事

アスタキサンチンは生物に微量しか含まれていない素材です。私の入社当時は有効な検査、実験プロセスや検査機器が確立されていない部分も多く、データの取得や、すでに発表されている論文・報告書のデータの再現に大変苦労しました。それでも、ひとつひとつ着実に成果を積み上げていく中で、競合素材と同じ条件下で同時に抗酸化作用を分析できるまでになりました。現在、アスタキサンチンを含む製品で、よく目にするビタミンCやコエンザイムとの比較データは、当部門の緻密な分析、実験によって裏付けられたものです。こうした分析や実験結果は、地道に作業を継続することによって導けるものですが、日々新たな発見や驚きがあり、奥の深い仕事です。将来的には、人々の健康増進に貢献する新たな機能性素材を見出して製品化に結びつけたいと思っています。

先輩メッセージ

アスタキサンチンの研究者に求められる資質は、必ず人々の健康の役に立つ、という強い想いを持ち続けることだと思います。何でもコツコツ努力することが大切で、その努力が思いがけない解決法との出会いにつながることもあります。就職活動中の皆さんも、あせらず、じっくりと自分の本当にやりたいことを追求してください。

社員紹介

  • 岡田洋平 研究開発部門
  • 西田 康宏 研究開発部門
  • 香取航 営業・マーケティング部門
  • ビンセント・ウッド 営業・マーケティング部門