TOP INTERVIEW
“世のため人のために役立つこ
とをしたい”。
この創業時の想いに共感して
くれる人とともに、
これからもイノベーションを
起こしつづけたい。

ファーストペンギン

西田 洋
- Q1.富士化学工業ってどんな会社?
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当社を表現する言葉は「ニッチな技術で世界へ挑戦している会社」が最も適していると思います。世界で初めてアスタキサンチンという健康食品素材を開発して市場をゼロから創出したり、スプレードライという粒子設計・製造技術を世界で初めて医薬品に応用したのも当社です。他にも、医薬品製剤における機能性粒子や、特徴のあるオリジナルな医薬品賦形剤の世界展開など、ニッチな領域でトップを狙う会社です。
そうお話しするとアグレッシブな気質にあふれる組織のように感じるかもしれませんが、社風は現時点では「まじめ」ですね。現時点では…という言い方をしたのは、今後はそこにプラスアルファ〜の企業カルチャーをつくっていきたいからです。これまでの富士化学工業の成長の原動力であるまじめさをベースに、これからは現場においても挑戦心や工夫をもっと推奨するような文化をつくっていきたい。まさに『BE BRAVE』。勇敢にチャレンジする会社でありたいです。 - Q2.この80年間で挑戦してきたこと、築き上げたことは?
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「世のため、人のために役立つことをしたい」というのが創業の想いです。食糧難だった戦後の日本に、パンを工業的に生産することで貢献したいという想いから当社はスタートしました。そこから胃腸薬の有効成分を自社開発し、いまではどこのドラックストアに行っても見るようなブランドの多くに自社開発の有効成分が入っています。また、アスタキサンチンは工業的な生産が難しいと考えられていましたが、私たちはそれを可能にしました。そしてその有効性や機能性を探索し、現在では世界のほとんどの国でサプリメントとして販売されるようになりました。自分たちの手で“世界初”を創る、グローバルな市場をゼロから創り上げるイノベーターとしての役割を担えている。それは私たちの誇りです。
- Q3.これからどのようなことに挑戦していく?
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私は「世のため、人のために役立つことをしたい」「他とは違うことをしたい」という創業の想いやこだわりにとても共感しています。この理念をつねに追求しつづけることは、これからも変わらぬ基本行動です。具体的にチャレンジしたいことはたくさんあります。医薬品事業では難溶性薬物の吸収改善であったり、粒子を効率的に製造したり、医薬品開発の工業化プロセスで顧客が抱える課題を解決するソリューションをもっと提供できるようになりたい。機能性食品素材の事業では米国・アジアでのアスタキサンチンの認知度を高めて、もっとメジャーなサプリメント原料にしたいです。さらには、世の中に知られていない天然健康素材は他にも多くあります。私たちがそれを開発して新しい市場を創っていきたいと思っています。
- Q4.入社を考えている人へメッセージを。
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私は組織の多様性を重要視しています。グローバルに活躍したい人や、湧いてきたアイデアをすぐに実践したい人。一方で、技術・知識をコツコツ身につけたい人や、周りや同僚を支える仕事がしたい人、当社にはさまざまな個性を持った人が必要です。その一人ひとりの個性を結合して大きな力を発揮する組織でありたいです。多様性を大きな可能性に変えていく、というのでしょうか。そのポイントは「世のため、人のためになる仕事がしたい」という創業の精神への共感です。これはいっしょに働くうえでとても重要視していることです。また、何か大きなチャレンジがしたい人、社会人として成長したい人には、挑戦の機会をあたえる会社でもあります。エネルギッシュな人たちとともに、会社としてもどんどん挑戦していきたいですね。私たちはまだまだ成長過程にある会社です。組織の成長とともに個人の知識や技術を伸ばしたいと思っていただける人といっしょに働くことができたら幸せです。